∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

クリスマス・イルミネーション

銀座でも赤坂でも表参道でも、もちろん千駄木や谷中の商店街でも、どのショッピングエリアでもクリスマス・イルミネーションが煌いている。
そして僕は、どこへ行っても上を見上げながら、素直に、綺麗だなあと思いながら通り過ぎている。どうも僕はジュエリーやデコアートからイルミネーションまで、とにかくキラキラ系が好きらしい。光がスパークするのを見ていると「夢」が降ってくるような錯覚に陥ることもある。
今年はまだいくつかしか見ていないけれど、数年前と比べると、徐々にクリスマス・イルミネーションが地味というかシンプルになってきていると感じている。個人的にはもっとバアーッと輝いていてほしいのだ。照明を巻きつけられる街路樹には悪いとは思うし、環境重視の姿勢も大切だと確信している。それでもキラキラ度は高いほうが好きなのだ。
丸の内のイルミネーションは別格として、今年、好感をもったのは銀座並木通のそれ。街燈にゴールドのボール型のイルミネーションとシルバーのチェーンのようなそれが組み合わさって印象的な輝きを作り出している。ちなみに赤坂サカスのものはブルーとホワイトのシンプルタイプで、かなり静かな趣き。僕の評価では圧倒的に銀座のほうが上である。アイデアも輝きも抜きん出ていると思う。
寒さに滅入りそうになる冬の夜、イルミネーションでどれだけ元気になるか。何人かで歩いている時、光の下でみんなの顔がフワッと浮かび上がってどれだけ嬉しくなるか。
ちなみに、これまで見たイルミネーションで最も派手だったのはフィリピンのマニラで見たもの。クリスマスなのにポロシャツ姿で見上げるギラギラしたイルミネーションにはさすがに「疲れた」。一番心があったかくなったのは、テキサスの田舎町で出会った個人のお宅の玄関脇で輝いていた小さなトナカイとソリである。街燈もなく真っ暗な街の中で、まさに「光のシンボル」のようだった。
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