∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

明日は大掃除をしよう

京都や奈良のお寺で「すす払い」が行われたというニュースが登場する季節になった。今日も福井県永平寺で「すす払い」が行われたそうだ。一年間のホコリを払い、身を清めて新年を迎えるための大切な行事である。
では、我が家は。こんなに小さな家でなにが大掃除だと言いたいところだが、それでも、ある程度はすっきりさせておきたいもの。ということで、明日は早起きして綺麗に掃除しよう。窓拭きや日頃まったく手を付けていないところにも掃除機の吸い込み口を突っ込んでやろうじゃないか。
それにしても、日本人にとって年末の行事はすべて「年忘れ」に繋がっているのではないだろうか。一年の汚れを落とし一年間、生活の中で一緒に暮らして来てしまったゴミと決別する大掃除。仕事の憂さを忘れ、一年間で積もり積もった「心のゴミ」と決別しようという忘年会。いいことも悪いこともあった仕事上の付き合いの中で積もり積もった一年間の軋轢(あつれき)をリセットさせる年末のご挨拶。
まさに年末年始は「旧」をリセットして「新」たに積み重ねていける貴重な時間である。その期間、約一週間。たったこれだけですべてが新しくしようというのだから、考えてみると、かなりずうずうしい。もちろん、僕もその一人。だから忘年会も大掃除も忘れない。
ところで、一年に一度「すす払い」をするということは、ほかの時期には掃除はしないということを暗に言っているようなもの。11月頃は相当汚れているということにほかならない。どうしてもっと掃除しないのだろう。たとえば、「つごもり」である毎月末は大掃除を、ということにはならなかったのだろうか。日本人って、本当に清潔で小まめな民族なのだろうか。
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