∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

山手線のクリスマスケーキ

今日の午後、山手線をほぼ半周して五反田まで行ったのだが、その途中、いつもは見かけない四角い箱を持った人を何人も目撃した。ほとんどが女性だったが、中には僕と同年輩のオジサンもいた。
クリスマス・ケーキである。こんなにケーキが似合う日は今日以外に考えられない。
とうとうクリスマスイブが来たなと思ったのだが、同時に「外より内」の世相が映し出された象徴的な光景だなと実感してしまった。約30分の間に何人もの人たちがクリスマスケーキの箱を持って入れ替わり立ち替わり現れる車内なんて、以前は考えられなかったのではないだろうか。
節約志向? ファミリー志向? どちらにせよ、パパは飲み会、ケーキはママと子供たち、恋人たちはホテルでという、下降しながらも続いてきた図式は完全に崩壊した感がある。
このほうが健全といえば健全だが、この状況を次へと続く「ニュートラルな状況」とか「踊り場」と考えれば、ちょっと興味深い。来年のこの時期が楽しみになってしまう。
ファミリー志向は変わりそうにないと思っているのだが、ひょっとすると、新しいパッケージや配送方法がデビューしてケーキの宅配が大流行しているかも知れない。あるいは、新しいスタイルのスイーツに人気が集中しているかも。
いずれにせよ、「手持ち」以外の安全な輸送方法がなかったケーキだけに、そんな新時代が来ると面白いのだが……。
ということで、僕もクリスマスケーキをたっぷりと味あわせてもらおう。
Merry Cristmas to you
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