∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

寒さの中の明るい陽射し

太陽の光の角度が日に日に高くなってきた。それに連れて明るく強くクリアな陽の光が降り注ぎ始め、すべてのモノの色がくっきりと見えてくる。それなのに、相変わらず寒い。歩いていても足元から寒気が身体の中に沁み込んでくるようだ。
まるで、全好調の冬と春の兆しがせめぎ合っている季節。
街を歩く時、コートの襟をぴったりと合わせているものの、明るい陽射しの中で心はすでに春。こんな季節感のギャップに心がザワザワし始める。ようやく、身体を縮めながら耐える時期を乗り越えられる。こんな風に身体が感じているのだろうか。
気持ちの上でも、春になったからといって、突然、現実が変わることはないと思いながらも、なにかいいことが起こりそうという不思議な感覚も強くなってくる。
古典的な歳時記の中でも、月が変わって2月になればすぐに節分。「寒中」という寒さに凍える時期ももうすぐ終りを告げる。昔の人はよく言ったものである。
天気予報では、北日本を中心に大雪への警戒を盛んに呼びかけているので、「もうすぐ春」という言葉はフライング気味かもしれないが、日本のように四季がはっきりとしている国ならではの季節の変わり目である。これからの1ヶ月ほど、自然のメタモルフォーゼを楽しんでみようではないか。
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