◇堂々と言おう。僕は無類の煙草好きである。１日にタール1mgのメンソール煙草を一箱少しと、比較的軽いパイプ煙草を１〜２ボール分吸っている勘定になる。
一応、言い訳しておくが、20代の頃は１日にタール8mgのメンソール煙草を80本以上吸っていた。それがどうだ。20本プラスアルファに減った。これぞ、努力の賜物。節煙志向まっしぐらである。
◇煙草の嫌いな人に言わせると、吸ってなくても煙草の匂いが身体や服に染みついていて「あんたは臭い」ということになる。実は、僕だって臭い。だから自宅で吸う時は、冬でも、少し窓を開けて煙や匂いが出て行くようにしている。ちなみに、空気清浄機は、何台か使ったが、正直なところ、どれも煙草のにおいに対してはあまり効果を感じなかった。
それでも臭いものは臭い。ということで、今ではファブリーズが必需品になってしまっている。
◇しかも、禁煙が当たり前のご時世。煙草が吸える所を探して歩き回ることもしばしば。それでもいい。禁煙なんて考えたくないのだ。
◇3月30日。JTがこれから12日間、JTが生産する煙草全商品を出荷停止にするというニュースが流れた。
今度は煙草か。もう勘弁してくれ。地震で工場が被災し、生産が出来なくなったということなので、やむを得ないと思っているが、それでも「JT、お前もか」である。
幸い、僕が愛飲している銘柄はJT製ではないので、直接の被害はないはずだが、明日からは「買占め」も始まるだろう。なんでもいいから煙草が吸いたいという人ならきっと銘柄にお構いなく買うはずだ。
自分でも、ちょっと軽薄かなと思いながらのコメントだが、これも今回の地震被害のひとつ。ここまで被害が及ぶとは思ってもみなかった。
◇同時に、北関東や東北地方がいかに日本国内の生産エリアとして非常に重要な地域だということがよく分かった。生鮮食料品や工業製品、電力だけではなかったわけだ。しかも、基幹を成すものが多い。つまり、波及するであろう影響力は想像以上。連鎖倒産ならぬ連鎖ストップ＆連鎖買占め状態になることも考えられる。
◇煙草と地震、そして世界経済に与える影響は。こんなことを考えるなんて思いもよらなかった。一晩ぐっすりと寝て、明日の朝、煙草買いに走るか更なる節煙に挑戦するか「ひらめき」で決めよう。
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