∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

自転車で行こう

◇今年初めて「春本番」と感じた一日だった。こんな日は気持ちよさそうな道を選んで、自転車でウロウロするのがぴったり。と言っても、そうもいかない。いくらノンキなオヤジといっても、そこまでの自由はない。今日のところは、近いうちに自転車ユルユル散歩を計画するだけに留めておかねば。
◇ここ数年、自転車に注目が集まり、同時に売っている自転車のバリエーションも増えてきていた。じっくり見たことはないけれど、きっと、メーカーも増えてきていたと思う。
 そこへ、今回の電力削減である。電車もバスも減便しているので、これまでより早く出発しないと、約束の時間に遅刻することになりそうだし、車はガソリンの問題がある。
 3月11日の地震の影響で公共交通網はズタズタになった。その時、俄然注目されたのが自転車だった。当然だ。それが一番早い移動手段だったのだから。特にガレキが落ちていたり、道路に割れ目があったりすると、自転車しか走れなくなる。バイクでは危険が伴うし、結局自転車に落ち着くわけだ。
◇こんな状況の中で自転車愛用者が増えるとは考えてもみなかったが、これも何かの縁。気持ちよくみんなで走ろう。なにもロードやシティでなくても結構、いわゆるママチャリでもいい。スピードは違うけれど、人それぞれの気持ちよさは同じように体感できるのだから。
 しかし、いくら自由形で乗りこなせるメリットが大きい自転車とはいっても、無茶な運転だけはご勘弁を。近頃、「自転車暴走族」風な乗り方の人とニアミスすることが多くなった。ある程度、自動二輪的な交通ルールで走ってくれるとありがたいのだが、どうもそうもいかないようだ。
 それにしても、電力削減が叫ばれている昨今なのに電動自転車を買った人の心理が知りたい。一体、充電はどうするのだろう。今のところ、サイリスタ方式などで自己充電する自転車はないと思う。やはり一般電力を使って充電するのだろうか。だとすると、これでも電力削減に協力していることになるのだろうか。それとも自転車に乗ること自体、自己防衛なのだろうか。少し気になる。
◇ともあれ、自転車に乗って一番気持ちいい季節がやってきた。近いのに行ったことのなかった隣町までスイスイ。できれば、ワザと迷ってみよう。綺麗な風景や美味しそうなレストラン、洒落た小物屋さんと出会ったり。ゆっくり走っていれば、きっと、いつでも新鮮な発見があるはずだ。
 ということで、明日はちょっと早めに出て、迷子走行してみよう。
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