∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

見つめ直しと棚卸

◇今日は、久しぶりにのんびり、ぼんやりと一日を過ごした。
 何かをやっていないと落ち着かない性格の僕にとって「何もやらない日」というのはかなり珍しい。
 朝もゆっくりと起き、ユルユルと朝ごはんを食べた後、本を読む。テレビは点けたままだが、内容はまったく見ていない。そんなことをしている間に、いつの間にか寝てしまった。気がつくと昼。また昼ご飯を食べた。外を見ると天気も良くないので、外出もせずに過ごす。そして、またウトウト。つまり、ほとんど寝ていたことになる。
◇しかし、こんな日だからこそできる「見つめ直しと棚卸」はしっかりとやったつもりだ。毎日どたばたと動き回ってばかりで、出来ているようで出来たいなかった「些細だが重要なことへの注目や見直しや反省」はしっかりと出来たと確信している。
 結果、こんな時間まで起きていることになってしまったのだが、今日はこれでいい。
◇時にはこんな日があってもいいじゃないか。人間、いつもハイテンションだったり、神経を張り詰めすぎたりするのは考えものである。どういうわけかミスも出るし、言わなくてもいい言葉が出てしまったり。自分にとっても、周囲の人にとってもいいことは何もない。
 時として完全クールダウンすることがどれだけ大切なことかは、現代人の誰もが知っていることだし、人にも勧める。しかし、自分だけは大丈夫と、自分に言い聞かせて「ガンバってしまう」ことのいかに多いことか。
◇社会も個々人も、そろそろ、クールダウンについて真剣に考えてみる時期に来ているのではないだろうか。
 ゆったりしているときにしか見えてこないことも多いはず。自分の欠点、社会の歪みや矛盾。見ないようにしてきたこと。ベールに隠されていたこと。そんなことがクールダウンしているとふと見えるようになってくることがある。
 同時に、知らず知らずの間に作ってしまった無駄や、社会を過信した結果の奢りを修正し、ダウンサイジングすることも必要だろう。
地震原発で、文字通り揺れている今こそ、クールダウンの時だ。もう一度自分も社会も見つめなおしてみよう。
 それも「一歩引いて広い視野で」「意識はゆっくり、リサーチは入念に、思考は素早く」の精神で見つめなおし、出来るだけ早い「立て直し」を目指そう。
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