【近頃、巷を賑わす魑魅魍魎】
本当はこんなことを言いたくはないのだが、どうしても言わないと気持ちの収まりがつかない。
今、日本には自分に課された使命を忘れ、潰し合いやけなし合いに明け暮れる人や団体が闊歩している。
正直なところ、いい加減にしろ！ と言ってしまいそうなそんな人々。うんざりするだけでなく、彼らを選んだ自分も反省しなければと自戒している。そんな人々とは……。
政治生命を掛けた一世一代の勝負に勝ち「してやったり」のはずだったのに様子が違う。やるべきことは置き去りにして、ここはひとつ「三十六計、逃げるに如かず」で切り抜けようともがく人。
自分の詰めの甘さを棚に上げ「言ったことは約束を守れ」といつもの自分を忘れ、周囲の関係者に正当性をブツブツと言い続け、ズレることこそ自己表現と錯覚している人。
バックステージから、かき混ぜるだけかき混ぜて置きながら、混乱を収拾する意思はない。信奉者には一途な武人がいるにも関わらず、いつも通り「我、関せず」のフィクサー役に徹する人。
責任を取れ！。いつなんだ？。言うことはそればかり。自分たちにお鉢が回ってくるとボロが出そうなので、言うだけ言って次回のチャンスの確率を高めようとする集団。
そして、「シメシメ、これでいい」と心の中では思っていても顔には出さず。民のためと言いながら、やりたいようにやるためには自己保身が一番。したたかさでは群を抜く強い結束の一大集団。
【政争という名の裏切り行為】
本当にいい加減にしてほしい。
彼らに政治と行政を委ねたはずなのに、やってることは「言った言わない」「責任を取れ。そのうち取るよ」こんなことばかり。彼らは自分に課された使命をどう思っているのだろう。
「ひとつになろう」とか「みんなで……」「頑張ろう……」といった標語が飛び交う非常事態だというのに、彼らには自分たちのことしか気にならないのだろうか。本来なら彼らこそ「ひとつにならないといけない人たちのはず。そんな当たり前の事に、彼らは一体いつ気が付くのだろう。
気が付くまでお付き合いをしなければいけないのだろうか。
彼らを見離せば、彼らの役目は終わってしまう、ということにまだ気が付かないのだろうか。
いつまでも従来通り「言うことを聞かない輩は後でひどい目に会わせてやる」という方程式が100％効くとでも思っているのだろうか。これまでと違い、何人かは返り血を浴びることになるという非常事態だということをまだ理解していないのだろうか。
建て前と本音の二重構造社会をすり抜けていくことこそ我が道と思い続けているのだろうか。
【復興は一糸乱れずが原則】
もう一度、彼らに思い出してもらおう。これほどの非常事態を乗り切るためには息長く、しかも想定以上に大規模な施策が必要なはず。それを実現させることこそ彼らの使命だということを。
そして、今や彼らの国際的な評価はゼロに近いということを受け入れて納得してもらおう。
これ以上、うんざりさせないでほしい。早く、使命を果たしていただこう。
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