【睡眠不足だって言うのに】
昨日のブログで睡眠不足だって話したところだと思ったら……。
今日、東京都がサマータイム制を導入するというニュースが流れたじゃない。試験的らしいけど、最終的には25,000人が対象だとか。
これで、大企業だけでも数社がサマータイムを導入することに決めたらしい。ということは、その大企業や行政組織と関係のある中小企業や、周辺の昼ごはん処や飲食店なんかも当然のように追随するんだろうな。
それに、節電対策っていうけれど、一日のうち、電力をもっとも使う午後二時〜四時頃はどっちにしても仕事中。この時間帯はエアコンを切るのかな。そうしないと電力の総使用量に大きな変化はないと思うんだけどな。
今年の「思いつきサマータイム制」はどう考えても、意識先行の計画だと思うんだけど、どうなのよ。
【ただの始業時間変更で済むかな】
始業時間が早まるのはいいとして、実質的な終業時間はどうなるんだ? こういう場合、結局、残業が一時間増えるというのが定石のような気がするんだけど。企業活動というのは単独で行えるものじゃないなんて今さら言うほどのことでもないだろうし。
それとも、サマータイムだからこっちは帰る。あとはやっといて、ということなのかなあ。宣言しているのが大企業ばかりだし、ありうるかな。ただでさえ、始業時間が早まり、昼休みの時間もずれるだけで「出入りの業者」はその時間に合わせないといけないんだから。
百歩譲っても、急ぎの仕事を抱えたサマータイム族が出入り業者の事務所に就業時間後に出かけて打ち合わせ程度かな。
アッ、そうだ。アフターファイブの時間が増えるというけれど、始業時間が早いんだから、結局、プライベートタイムの長さは変わらないぞ。いわゆる休前日は増えるかもしれないけれどね。
【それはさておき】
今回のサマータイム制って、単なる就業時間の変更で、外国のように時計の針を一時間戻すような本格的なものじゃないと理解しているんだけど、それでいいのかな。
それでないと、電波時計はずっと狂いっぱなしだし、記者発表の時間が一時間ずれてましたなんて笑えない話が出てくると思うんだ。
万一、都営地下鉄が導入するということになると、今、使っている時刻表はどうなるんだろうなんて漫才のネタになりそうな話だって出てくるよ。
しかも、今年だけってことになると、いくら「試験的」とは言え、無理矢理ひねり出した節電だけで終わってしまい、産業の活性化も望めない、なんて素人考えが浮かんでくるんだけど、本当のところはどうなんだろう。
【どうせやるなら】
未曽有の大災害を機会にして大きく動き始めたサマータイム制だけど、今年がテストだとしたら、実績に忠実な結果を公表してほしいな。
その結果と周囲で生きている僕のような市井の民の感触を合わせたうえで、良しとなったら来年以降も拡大させてもいいかも。もちろん、結果がNGだったら、即終了だけどね。
もし、来年以降も拡大させるんだったら、日の出時間が目に見えて早くなり、日の入りも遅くなる4月後半からがいいと思うんだけど……。そうだ、ゴールデンウイーク明けなんていうのもいいかもしれない。
ところで、現在時刻は6月6日26時11分。個人的睡眠不足解消作戦の初日は成果なしかも。つまり睡眠不足は解消されないワケよね。
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