∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

携帯電話の寿命

auから頻繁に連絡が】


 ここ数カ月auから「今、お使いの携帯電話は来年7月に使えなくなります。そのため機種変更をお願いします」という連絡が度々来るようになった。
 どうも僕が使っている機種は、現在2種類飛んでいる電波の内一種類しか受信出来ず、その一種類が来年7月をもって使用中止になるからというのが理由らしい。
 技術的に言うとCDMA-1X WINが使えなくなり800MHZだけが使用されるようになるということらしい。ちなみにソフトバンクではこの3月に完全に切り替わったようだ。
 auとしては何が何でもauユーザー機種変更をしてほしいという意図もあるのだろう。無料交換機種を作ったり、交換すれば利用できるようになる基本料金が下がる新料金体系を適用したり、機種変更特別割引を設定したりと必死のようである。
 いわば「古いから早く変えろ」と言われているのと同様である。そして、それには反論できない。確かに古いのだから。


【お気に入りの機種】


 auには悪いが、僕は今使っている機種が大のお気に入り。だから、そうそう簡単に機種変更する気はない。
 僕が一番好きな色、オレンジ色のボディ。存在感のあるポッテリとした厚みと重量感。画像は良くないがワンセグ地震で歩いて帰宅した時にお世話になった。そしてなにより、僕が以前の会社を退職した時に買ったという「節目の機械」という心情的な存在感。
 だから、これまでバッテリーを2回ほど変えながらもずっと使ってきたのだ。こんな機械を使うなんて、ちょっとセンチメンタル過ぎと思わないわけでもないが、好きなものは好きという妙な頑固さで使っている。
 ちなみに、スマートフォンは、もう少し初期不良やバグ、セキュリティ・アタック、バッテリー能力、低電力仕様といった問題が解決してから変えようと決めている。おそらくあと3年は掛るのではと予想しているのだが、いかがなものだろうか。ここまで来たらトレンドに乗るのは止めよう。


【地デジといい周波数といい】


 インフラが先か、端末が先かという議論はさておき、テレビの地デジ化もそうだが、電波の世界ではインフラサイドが技術革新を理由に使用中の機器を変更させるケースが相次いでいる。もちろん充分な時間を取り、広報活動もしっかりしているので納得はしている。
 その結果、スマートフォンマルチタスクの相互通信が可能になるハイビジョンテレビという「次世代情報機器」も登場したのだから。時代は進むもの。当然の進化だろう。 
 それよりも、技術革新が生む新規需要や利益の拡大のほうが気になる。今のところ、テレビの需要拡大はほぼ止まったのではと想像できる。携帯通信ではスマートフォン需要が急拡大している。
 周波数の変更は、いわば旧式で終了させるべきもので管理費用もカットしようという「マイナスの利益」追求といったところ。旧式なものは退場、ということである。


【で、僕の場合】


 見れなくなるというメッセージは強烈すぎる。さすがの僕もテレビの地デジ化は終わらせた。映像も綺麗になるし、デメリットは何もないのだから。
 携帯電話は、もう少し。実は、ある販売店でじっくりと話を聞いたのだが、結局は「まだ時間はありますよ」ということらしい。ということは、秋冬、春夏と2回の新モデル発表というチャンスがあるわけだ。
 ほとんどのテクノロジースマートフォンに注がれている今、ケータイに革新的なテクノロジーが投入されるとは思えない。となると、もしケータイを選ぶならデザインや色だけが選択基準になるはず。もちろん、一年以内にスマートフォンの抱える問題がクリアされるならそちらを選ぶかもしれない。それも2回ある新モデル発表期にじっくりと検討すればいいわけだ。

 
 これでまた家電量販店クルーズに出かける口実が出来た。


 ちょっとノスタルジックだが、ケータイ・チェックと言いながら家電量販店をグルッと一回りする数時間のお楽しみタイムは、僕が子供だった頃、買えもしないオーディオ機器を見つめ、そのカタログを比較していた時のワクワクした時間を思い出させてくれるのだ。


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