※伝統工芸から離れて※
【2011年7月18日】
サッカーのことを知らない僕ですが……。正直なところ、テレビのスポーツニュース以外、今のサッカー・トレンドのことを知ろうとも思っていません。でも、今日の早朝の「女子サッカー・ワールドカップ決勝戦」は、後半からですが、見入ってしまいました。
あと数分でゲーム終了。「やっぱり無理か。ここまで来たからいいか」なんて、さも知っているかのようにゲームを見つめている自分に気がつきました。一人観戦だし、朝のワイドショーで「うんざり」するほど放送するだろうしと思い「もう寝よう」とした時でした。
入った!。
最初は誰がどうやってゴールしたかも分かりませんでした。アナウンサーの声とリプレイでようやく、澤選手が入れたことだけは分かり……。
そこで、すっかり目が覚め、「これは大変なことになったぞ。ひょっとすると」なんて思い始めたわけです。
何故か、起き上がってコーヒーを淹れている自分に「なんだかなあ!!」と声をかけつつも、成り行きを見つめつつ、朝の光を感じつつ、という妙にソワソワしたいつもと違う異次元の時間を過ごしていたのですが……。
PK戦が始まり、圧倒的に有利な展開になるにつれ、またもや何故か、涙が出てきました。
優勝が決まった瞬間には、もうグチョグチョ。どうも涙もろくなったようです。3月11日以降、久しぶりに「感激の涙」が出て止まりません。
凄い。やった。よかったね。おめでとう。ありがとう。
サッカーのことをよく知らない僕ですが……。素直に感激しました。なにしろワールドカップですからね。しかも、日本では男子サッカーの影に隠れている彼女たちがついに「最高」を手に入れたのですから。はじめて聞く名前がほとんどというメンバーが澤選手が持つ優勝カップを中心にして大喜びしている時には、涙を拭かないとちゃんとテレビも見れないような状態。でも嬉しかったのです。
【ゲームその後】
今日はテレビでも、仕事場でも、どこへ行っても「なでしこジャパン」一色でしたが、徐々に興奮が収まってきた僕は「そうだな。夢を諦めなければ勝利の瞬間はいつか訪れる、こともあるわけだ」なんて考えるようになっていきました。
もちろん、夢が夢で終わることがほとんどということは当然ですが、なりふり構わず、諦めずに挑戦し続けなければ夢が叶うこともありません。
彼女たちは諦めずいつも前向きでいたからこそ「最高」を手に入れたんです。華やかな表舞台に立つこともなく、実生活とサッカーを両立させてきた「底力」があったからこその勝利。これこそ、真の実力というものでしょう。
僕も、僕の夢を諦めることなく、いつもチャレンジしながら前向きに生きていこう。
サッカーを見ていたはずなのに、今日は、自分自身の人生を見つめ直して、もう一度「元気」の意味を考える日になってしまいました。
[253/1000]