∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

連休の秋葉原

秋葉原


 3週間ぶりに秋葉原へ行ってきました。そんなに代わっているはずはないと思ってはいても、お店もムーブメントも風見鶏のように変わるアキバのこと、何が起こっているか分かりません。いつもの自転車を降りて人混みの中をユックリキョロキョロ歩いたのですが、結局、いつも通りの秋葉原の風景が繰り広げられていました。


 フィギュア、コミック、コスプレ、メイド、AKB、コンピュータ……。あらゆるサブカルチャーが集まっているからでしょう。歩いている人々を見ているだけでその人の「お好み」が分かるようです。キャリーバッグや大きなリュックを持ってウロウロしているタイプ。完全に周囲の人と服装が違うタイプ。チラシ配りのメイドさんを横目で見ながらも、時折ビルの上の方を見上げているタイプ。パーツ・ショップのショッピングバッグを大切そうに抱え、上目遣いでうつむき加減に歩いているタイプ。なかには「アキバの隠れオタク」的存在の鉄道模型ファンもいるようです。
 

 良くも悪くも秋葉原、いや、アキバは「オタクの聖地」です。

 
 ここに集まる人ほど、自分に正直で、自分だけを信じて、自分の趣味を追求している人たちはいないはず。社会生活に難ありとか、意思表示がないとか、将来が不安とか、あらゆるマイナス・イメージを擦り付けられようと、彼らは決して「自分」を捨てません。
 僕は、彼らのそんな姿勢に賛同はできませんが、納得はできます。こんな生き方があってもいいじゃないか、「明日への希望より今日の満足」を追い求めたっていいじゃないか。
 汗の染み込んだタオルを首からかけていたり、大きなリュックにAKBのプロマイドをぎっしり詰めて歩いていたり、髪の毛が緑色をしていたりしても今は最高に楽しい。そんな生き方もあっていいでしょう。
 観光気分で訪れた「一般人」や「海外からの観光客」から指さされても、それはそれで「勲章」なのかもしれません。おそらく彼らはそんな事にも気付いていないでしょうが。


【連休初日】


 ほかの繁華街と同様、秋葉原でも3連休の場合、連休の中日がもっとも混むと言われています。逆に最終日は午後早い時間からは空いてくるとも言われています。天気も良さそうだし、歩行者天国も開催されそうだし、きっと明日は大混雑でしょう。
 一般的なお付き合いは出来ないし、かなり変人だけど、愛すべきオタクたちも集結するでしょう。
 ちょっとウンザリだけど、明日も彼らと同じ空間にいる事になる僕は、「冷静に無視して」と、今から態勢を整え始めています。


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