【二十四節季】
二十四節季ではこの9月23日から10月8日まで「秋分」です。夏から秋へと季節を「分ける」時期です。今が一年で一番快適で過ごしやすい時がやってきました。しかも台風一過。澄みきった青空と白い雲が、とっても素敵な一日でした。
【谷根千】
すっきりと晴れた今日、谷中近辺はお彼岸の墓参りにいらした方たちで年に二度だけ訪れる大混雑していました。谷中や根津は地域面積的に考えるとお花屋さんが多い地域ですが、そんなお花屋さんの中には「切り花売り切れのため本日の営業は終了させていただきます」という張り紙を残してシャッターを閉めたお店もチラホラ。さすが、お墓参りの季節、みなさんお供え用の花を現地調達されたのでしょう。
昨日からお彼岸シーズン。谷中、根津、千駄木一帯を総称する「谷根千」エリアがお線香の香りに包まれる数日が始まっています。
【彼岸花】
そんなお花屋さんの一軒で曼珠沙華を見かけました。花弁なのか“がく”なのか、“おしべ”なのか僕には分かりませんが、シューと長く真っ赤な花が大きく咲く花です。真っ赤なのにちょっと寂しげで、大きいのに華奢な印象。どこかしら神秘的な花です。
正直なところ、個人的にはあまり好きではない花ですが、「秋の訪れを知らせてくれる花」だと感じています。
ちなみに、谷中のお花屋さんに教えていただいたのですが、“彼岸花”が正式名称で“曼珠沙華”が別名だということをつい最近知りました。難しげな漢字名の方が正式名称だと思っていたのですが違ったようです。しかも“天上の花”という意味で「仏教の教えで慶事が起こる前触れに天から降ってくる赤い花とされている」ことも同時に。 つまり何も知らなかったわけですね。
と、風流な一日を過ごした夜となると、やはり「おはぎ」が欲しくなり……。上野の“みはし”で買ったおはぎを3個も食べてしまって……。いけないとは分かっていても……、寝ます。
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