∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

やっぱり秋でした

【台風一過】


 今朝の東京には、台風一過の清々しい空気が満ちていました。青空には小さな綿アメを敷き詰めたような雲がふわふわと。「ふう、やっと晴れたぞ」そんな気持ちのいい気分で一日が始まりました。
 いつもどおりなのに「何かいいことあるぞ」なんて思ってしまい、「気持ちだけは少年だな」なんて自戒しながらも電車に乗って出かけました。
 歩いている時も『晴れた日に永遠が見える』(1970年 監督:ヴィンセント・ミネリ 出演:イヴ・モンタンバーブラ・ストライザンドジャック・ニコルソン)の中でバーブラ・ストライザンドが歌った「晴れた日に永遠が見える(On a Clear Day You Can See Forever)」を思い出し、思わずハミングしまったりして。
 思い浮かべていたのがバーブラではなくフランク・シナトラだったというズレはありますが、そんなものは些細なこと、とにかく気持ちよければいいか、という完全「のーてんき状態」でした。


 と、ここまではよかったのですが……。


【午後から秋に】


 午後遅くなってタバコを吸うために外に出てびっくり。なんと雨が降っているではありませんか。もちろん、傘なんて持っていません。なにしろ朝は晴れていたのですから。
 その後も時々雨の具合いを確認したのですが、やみそうな気配は一切なし。一気に「あーあ」の世界に突入です。また濡れて帰るんだ、と自分に言い聞かせてしまいました。
 ところが、夜になると、なんとやんでいるではありませんか。今度は一気に「よし、いいぞ」。
 今日の気分はまるでジェットコースター状態。もう少し、自分がやるべきことに集中すればこんなことにはならないはず。つまり、どこか浮ついたところがあるんでしょうね。


 それはさておき。
 とにかく帰宅です。電車に乗り、最寄駅からは自転車で自宅まで。
 で、そこで気が付きました。「寒い」。確か午後早くまではまだ「夏」だったはずなのに、たった数時間ですっかり「秋」になっていました。当然ですよね。9月も後半に突入しているのですから。
 

 と、こうなると楽しみがまた増えます。食べること、着ること、観ること、聴くこと、読むこと、行くこと、学ぶこと……。秋ならではの「おたのしみ」がいっぱいです。
 あっ、また気分上昇。雨が降って、急激に気温が低下して、秋が来た。そんな気分です。ここまでくると「思慮分別があり、落ち着きはらったオヤジ」とはまったく無縁の世界ですが、良しとしましょう。


 実は、神頼みでもしないと解決しないような心配事が頭の片隅から消えないんです。どうしてもどうしても、気掛かりなんです。こうでもしていないと、完全に落ち込んでしまいそう。
 結論が出るまではオロオロしながらも、楽しそうな気分を装いながら過ごします。


[319/1000]