∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

嬉しくもあり、悲しくもあり

【嬉しくもあり】


 この2週間、とても親しい人が入院していました。病名は「脳出血」。頭がガンガン痛く、何も考えられず、少し動くのも不安。そんな状態で入院しました。一応、検査入院ということで、各種検査と投薬などで様子をみようという、いわばお約束のパターンでしたが、症状から想像すると、素人目にはとても尋常ではないように思われ、心配ばかりが先に経ってしまいました。
 そして今朝。「明日、退院してしばらくの間は自宅で安静にしている」という連絡が入りました。
 本当に嬉しくて、叫んでしまいそうでした。でも、よく聞くと、どうも喜んでばかりではいられない様子。まだまだ、安静と通院が必要そうです。本来なら、今日のところは「ひとまず良しとしようといったところかもしれません。それでも退院したということだけで嬉しくて。なんといっても、症状が重くて即手術という状態ではないのですから。
 僕が行って、ドタバタさせるのもどうかと思うので、しばらくの間はメールと電話でお見舞いをして、少し落ち着いてからお見舞いに行こうと思っています。
 まずは一段落。これからグイグイ良くなっていくことを願っています。


【悲しくもあり】


 スティーブ・ジョブス氏が亡くなりました。一度もお会いしたことはないけれど、彼の作品は何機種も使ってきました。そして同時に彼の哲学や美意識にも触れてきたと確信しています。
 評論家の中には「コンピュータの家電化」を成し遂げた人間という人がいます。確かにそう思いますが、僕は、彼は人が使う「道具」のあるべき姿を示しただけだと言いきってしまいたいのです。美しく、使いやすく、メカニズムのことを知らなくても充分に使える。そんな姿を示してくれたのではないでしょうか。
 ある方がツイッター上でこんなことをつぶやいていらっしゃいました。失礼ながら、御断りもせずに掲載させていただきます。
 Who said? "When Reagan was president we had Johnny Cash, Bob Hope and Steve Jobs.
 In Obama's America, no Cash, no Hope and no Jobs." (Michi Kaifu)
 上手い。そう思いませんか。今のアメリカの状況をこんな短い文章の中に凝縮されるなんて、きっと素晴らしい方だと感心してしまいました。サンフランシスコにお住まいでIT関連のお仕事をなさっている女性のようです。
 くしくも今日発売開始されたiPhone 4Sを買う予定はありませんが、MACのG5とじっくり向き合いながら彼が与えてくれた恩恵を味わいたいと思います。


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