∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

内紛は内輪で

【晩秋の雨】


 久しぶりの強い雨が降り続いています。その中を出掛けました。駅まで辿り着くまでにビッショリ。ちょっとうんざりです。そろそろ、やんでくれればいいのですが。


 そんなことはともかくとして。
 

【内紛】


 あまり触れたくもないけれど、どうしてもジャイアンツの内紛に関しては言いたくなってしまいます。結論から言えば「いい加減にしろ。恥を知れ。おかげでプロ野球は終わったよ」となるのですが……。
 発端は企業の上層部からのリーク。あとは恫喝と捏造、非難と威嚇の繰り返しという、ありがちな内紛のはずなのに、ここぞとばかりに叩くメディアと、無視し続ける関係企業やその関係者という最悪の様相を呈しています。
 少なくとも、プロスポーツという公共性の高い企業の振る舞いとは思えません。しかも日本シリーズ真っただ中の時期です。いくら自分たちのシーズンは終れば今年のプロ野球は終了したと考えそうなジャイアンツの体質を控えめに考えても、本当の野球ファンに嫌な思いをさせるのはプロ野球への冒涜のように感じてしまいます。
 昔話になってしまった江川問題もそうでした。どうもジャイアンツ・スタイルというのはアンフェアな姿勢が見え隠れします。そんな体質が今回も出たのでしょう。ここからは法廷闘争も含めた泥仕合が繰り広げられるはず。それをメディアは大袈裟に伝える。
 どんなにTV中継のテクニックやニュースの視点を変えたところで、うんざりしたしたファンの全員が戻ってくるとは思えません。
 自ら『プロ野球の盟主』と豪語していた球団が、野球そのものではなく、経営内紛で自ら墓穴を掘ったとしか思えないのは僕だけでしょうか。


 どうも、僕にとってもプロ野球との決別の時が来たように感じています。もともと「グラウンドでは選手が、観客席やテレビの前ではファンが、それぞれが野球をする」という不思議な伝統を持つ阪神ファンだったので、これが単なる内紛であればこんなに強く意識しなかったと思いますが、プロ野球の古くて因習的な体質が浮かび上がった今回の一件で踏ん切りがつきました。
 もうこれからは、多少は気にするものの、真剣に応援することはありません。というより、プロならばプロらしくゲームで争ってほしいのです。企業の権力争い、それも結果が見えている不毛な戦いなど見たくもないし、付き合いたいとも思いません。


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