【あと50数時間】
今年も押し迫ってきました。あと50数時間経つと除夜の鐘が撞かれ、新年を迎えます。今年、僕の周りで起こったことをつらつらと考えながら、年の瀬の一日を過ごしました。
ある企画が通るように寝る間も惜しんで企画を練り、打ち合わせに明けくれていた１月。隣家が火事で全焼し、周囲120度程度が「焼け野原状態」になった２月。揺れが始まった時、ひどいめまいと勘違いしてしまった大震災が起こった３月。大震災後のボランティアに精を出した４〜５月。何に向かえばいいのか一瞬自分を失いそうになっていた６月。自分の意志とは違った方向に人生の舵を切りそうになり、ようやく修正した８月。一念発起して介護や障害者用のリフォームや用具選択のコーディネーターの勉強し始めた９月。毎日、午後のすべてを検定試験用の講座に費やした10〜12月。
なんとも動きの激しい一年でした。動きの悪かったのは財布の中身だけ。忘れられない経験を重ねた一年でしたが、その経験は収入に結び付くものにはなりませんでした。もっとも火事による類焼なんて収入に結び付かれると困るわけですが。
でも、多くの素晴らしい方にお会い出来、繋がりが生まれた年であったことは確かです。しかも出会う方出会う方すべてが、人生を真剣にそして正直に考え、真っ向から人生にぶつかっている方ばかり。こんなに真っ直ぐな方ばかりと出会った年もなかったと実感しています。計略や策略、自己保身に明けくれている人たちはすべてニュースの中の人という、なんとも幸運な年だったとも思っています。その上に、僕のことを心底気にかけてくれている人々を再認識できた年でもありました。
いわば「ホッとしながら合掌」の一年だったのかもしれません。
今年は、何も実績は残せなかったけれど、素晴らしい人に出会い興味深い知識を吸収した一年でした。さすがに「足踏み」が長くなってしまったと感じている今日この頃。もうひと踏ん張りして新たな一歩を踏み出す時期が来たようです。
あと50数時間後からは、今年の「見えない成果」を足がかりに、本当の実績が残せるように新たな一歩を踏み出そうと心に決めました。
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