【時間との付き合い方】
社会人になってから特に時間に振り回されながら生きてきました。締切のある仕事をし、限られた時間の中で個人の生活を営むからには当然の状態です。そしてそんな生活を存分に楽しんできました。
何もしない時間なんて作りたくない、もっともっと充実した人生を歩みたい。そんなふうに考えて生きてきました。
ところが、ここへきて、心境の変化とでも言えばいいのでしょうか。少しはクールダウンする時間がほしいと思う瞬間が時折顔を覗かせるようになってきたのです。今日がそんな日。片づけるべきことをたくさんあるのに、どうにも手がつかない。手をつけてもすぐに集中が途切れる。何かから逃げようとしているような感覚です。
決して疲れているわけではありません。睡眠不足でもありません。気力減少とでも言えばいいのかも。
確かに金曜日までドタバタと全速力で過ごしました。自分のミスを取り返すため、雪のために滞りそうになった仕事を取り戻すため、いろいろな理由が重なり、異常なほど忙しい一週間でした。それも「空回り」ばかり。少しでもいいから前進したという実感はありません。
だからでしょうか。「一日でいいから、ひたすらボーっと過ごしてくれ」と身体からメッセージが出ているようです。
慣れていないからでしょうか。この手のリフレッシュには自分ながら納得できません。何かを考え、何かに取り組みながら毎日を過ごす。これこそ僕流だと確信しているのに……。
かといって、この時間になってしまえば、この状況から脱出するのは難しいでしょう。とにかく、明日からもう一度「走り」はじめましょう。今日は今日。明日があるさ、とサバサバした気持ちに切り替えて寝ます。そうすればきっと明日はいい日になるはずと信じて。
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