∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

あれから一年

【まとめの時期】


 東日本大震災が起こってそろそろ一年。この一年は地震津波という自然の猛威について検証するだけでなく、それ以降の救援体制、政治、アカデミズム、放射能汚染、支援、ボランティア、情報公開、個人の心情など個人的にもまとめておきたいことが浮かび上がってきた一年でした。それも手に余るくらい。
 「掛け声」と「心情」の間に潜んでいた溝が露わになった一年でもありました。言い換えれば人間が潜在的にもっている自己矛盾までもが表面化した一年だったと言えるでしょう。
 そんな一年を少しずつ解き、整理する時期が来たように感じています。いわば「大晦日」直前。次に来る一年を少しでも良い年にするためにも「年末の整理」は必要と確信しています。
 自分自身も、オロオロし、徒歩とバスで帰宅し、津波原子力発電所の大事故を報道で知り、真実が分からないもどかしさにいらつき、ボランティアで汗を流し、聞きたくもない噂やデマの渦の中での情報整理の難しさなど、尋常ではない体験をした一年でもありました。


 3月11日を中心にして、未曾有の自然災害に付きものの「人災」に焦点を絞ってまとめていきます。整理すべきことがあまりにも多いため、考えるべきことを小さく切り取って少しずつまとめないと収拾が付かないと感じていますが、明日以降、できるだけ素直に書いていきます。


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