【アレッ、解任？】
「国民新党代表、亀井静香氏が代表を解任された」。これこそエイプリルフールの報道じゃないのと思うようなニュースが駆け巡っています。
ご自身で結成した政党なのに、代表解任ですか。民主党との連立離脱を宣言したまでは「なかなかやるな」と思っていたのですが、独断専行だったんですね。自民党からは党内対立が収まらないと国会審議に応じないという牽制球は来るなか、現職の大臣や震災担当政務官は与えられた仕事を全うしたいとの意思が固いようだし……。結果的に、連立を継続するためには代表を変えよう。「ねじれ状態」になっている議員総会で次期代表を決定すればいい。と、こんなところでしょうか。
それにしても、亀井さん。ちょっと「情けなく」ありませんか。身内から三行半（みくだりはん）を突きつけられるなんて。それも欠席裁判で。
気がつけば自分と政調会長のふたりだけが残され、ほかの党員は全員民主党に鞍替えしていたというようなバラエティ系の事態にならなかっただけ良かったとしたほうがいいのでしょうか。
どちらにせよ、亀井氏が「裸の王様」だったことが判明したわけです。同時に、危ういながらも体制を維持している民主政権が新たな火種を抱え込んでしまいました。
企業の代表者が特別背任などで解任されるのはこれまでにもたくさんありました。しかし、政党代表の解任なんて！ しかも、残った党員の皆さんから「除名はしない」とまで言われるなんて、前代未聞じゃないでしょうか。
さて、この後亀井元代表がどんな奇策を打ってくるかのでしょうか。
これからの数日間は国政から目が離せません。
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