∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

梅雨だから紫陽花を見ながらスタート

【梅雨入り】


 先週末、東京も梅雨入りしました。しっとりとした空気、どんよりとした空、どうしてもウンザリするような気候ですが、そんな中、紫陽花だけは色とりどりに咲き誇り、目を楽しませてくれています。


【紫陽花の色】


 一般的に紫陽花の花とされているのが実はガクの部分で本当の花はガクの中心にまとまっている小さな粒の部分というのを知ったのは10年ほど前でした。
 その時、同時に、青い花が咲く時は土が酸性度が高いから。赤くなればなるほどアルカリ度が高くなるということも教わりました。紫陽花に含まれる色素(デルフィジン)が酸性土から溶け出したアルミニウムイオンと反応して青い花が咲くということ、らしいのです。同様にアルミニウムイオンが少ないアルカリ土に植わった紫陽花の花は赤くなるとのことでした。
 ということは、紫陽花は土の成分を調整することで花の色を調整できる花ということです。たっぷりと肥料を与えた紫陽花は赤いともいえるはず。いろいろな色の紫陽花を楽しみたければ、あえて鉢植えにして、アルカリ度が高くなるように肥料をたっぷり与えたり、肥料を控えめにして幾分「痩せた」土で育てたりすることでバリエーションが楽しめるということになります。もちろん、この原理は、露地栽培の時の手入れのバロメーターにもなりそうです。


不忍池


 紫陽花の色のことを思い出しているうちに不忍池周辺に咲いている紫陽花のことを思い出しました。あそこの紫陽花はほとんど青いぞ! と。肥料の関係? 池の水の関係? ちょっと気になり始めました。公園事務所の方々が秋になると咲き終わった紫陽花をきちんと剪定して来年に備えている場所だから、おそらく池の水に関係があるのだろうとは思うのですが……。


 今日の午後の仕事は不忍池周辺の紫陽花を見ながらにしようと思いつつ、急いで、出掛けます。


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