【物忘れ】
「ほら、アレ」。「アレよ、アレ」。「だから、エーッと」。「アレッ、傘はどこに置いたっけ」。
ストレスもほどほどで、体調もいい。いつも通りの仕事や生活。こんな当たり前の日常の中ですぐに思い出していいはずの物事や固有名詞がどうしても出てこない。喉まで出かかっているのにどうしても思い出せない。こんなことってありませんか。
我ながら情けないし、悔しいし、なにより気持ち悪い。残念ながら、近頃の僕はこんな状況に直面することが時折出てきました。実は今もそんな状況です。
歳を取ると物忘れがひどくなると言われていますが、歳を取った意識がまったくない僕にとっては「年相応」の現象と言われたくありません、念のため。
忙しい時やほかの何かに没頭している時にこんなことになるようなので、重要度の高いもの以外は必要ないと脳が勝手に判断したのかと理解しています。かといって長く続くわけではなく、何のきっかけもなくふと思い出し、思い出した瞬間、それまでに考えていたこと以上の展開まで待ちうけています。
で、何が出てこないか。情けないことですが、今日このブログに書こうとしていたことが出てこないのです。昨日の夜には頭の中に骨組だけは出来ていた、はずなのに……です。
おそらく、こんな「独り言」を書き終わった時にフッと思い出すのだろうと思っています。でも、今必要なのに、出てこないのです。
ウーン、苦しい。でも、書き始めたからにはこのまま「物忘れ」状態をキープしてしまおう。思い出したらきちんとメモをとっておいて明日にでも書こう。そんな悔しくて情けない気持ちになっています。
それにしても、何を書こうとしたのでしょう。ＥＵによるスペインへの10兆円融資と日本に観光旅行に来ていたスペイン人失業者のこと？ 中国の景気減速と秋葉原の中国人観光団のこと？ 健康寿命と平均寿命と介護期間の相関関係のこと？ それとも、サッカーのＵＥＦＡユーロ2012こと？
一体なんだったんでしょう。どなたか教えていただけませんか。
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