∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

国会閉会・総裁選・総選挙

【この二週間の意義は】


 昨日で国会が閉会しました。野田首相への問責決議案が可決されて以来の閉会前二週間ほどは国会は事実上休会。たとえば特別国債発行の審議などは審議もされぬまま積み残されました。その結果、各自治体は地方交付税の交付も受けることができなくなりました。地方行政の停滞、職員の給与見直し、あるいは銀行融資を受けて負債を増やすなどという必要のない手続きが行われることになるのでしょう。
 そんななか、民主党自民党は自党の総裁選挙のために大騒ぎ。誰が立候補するか、誰を擁立するかと国政の行方などお構いなしに走り始めました。結果的とはいえ、この二週間は総裁選への絶好の期間になったわけです。
 あるいは、あのタイミングで問責決議を出して国会運営をストップさせ、総裁選の準備期間を作ろうとしたのでしょうか……。まさか、そんなことは……。


 そして、総裁選の話題にのぼる人といえば。ごく一部の方を除いて予想された顔ばかり。どんな理由づけや丁寧な手続きのためにこの二週間は費やされたと言っても過言ではないでしょう。
 しかも、各国会議員諸氏はそれに続くこと必至な総選挙用に地元回りをする時間もたっぷりと取れたことでしょう。いや、ここにこそすべての根幹が隠されているといってもいいでしょう。


 いわば、ほとんどの国会議員にとって今は、国会議員として残れるかどうかの瀬戸際。総裁、つまり自分たちのリーダー次第で選挙に勝てるのかどうかも変わってくるという時期です。当然、国会より総裁選や地元回りを優先させるはずです。なにしろ彼らにとっては“就職活動”ですから。


 いわば国会のストーブリーグに入った今、庶民に影響が出ないうちに“やるべきことをやる”状態に戻って欲しいと切に願っているのは僕だけではないと確信しています。


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