∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

パラリンピック終了と総裁選突入

【目標達成への道】


 ロンドン・パラリンピックが終わりました。テレビの放映時間がオリンピックに比べると極端に短く、ニュースの時間でもちょっと見逃すと後が大変でちょっと寂しかったものの「昔と比べるといいか」と無理矢理納得させたましたが、それでもアスリートたちの熱気は充分に伝わってきました。
 車椅子、義足、目が見えない、重度のマヒがある、知的障害、発達障害……、なかには死を覚悟しなければならないような重い病を抱えながらも銀メダルを3個も取った陸上の選手もいます。しかし、どのアスリートも障害をあるがままに受け入れたうえで、非常に大きな目標に挑戦してきた人ばかり。僕のようにいい加減な生き方をしてきた人間と比べると、あまりにも偉大な存在と感じています。
 パラリンピックに出場できたアスリートをはじめとして、日本の代表選考会で戦った人たちまですべての障害アスリートに大きな拍手を送ります。
 アスリート諸君。皆さんは、本当に素晴らしかった。本当に力強かった。そして、本当に美しかった。


 そして政治の世界では。民主党自民党が総裁選に突入しました。厳密に言うと公示まであと数日残っている民主党の場合も突入したと言ってしまっていいでしょう。
 誰が出るか、誰が辞退するか。結果、誰が総裁になるのか、ひいては次期首相は誰の手に。国政に参加する政治家にとっては総裁選から総選挙まではご自分の今後を確定させる大切な時期。走り廻り、画策し続けていらっしゃることでしょう。
 報道だって負けてはならぬとばかり、徹底マークを続けているようです。
 政治に命を掛ける人々の戦いと捉えればいいのでしょうが、僕にはどうしてもそうは考えられません。すべてが計算。すべてが思惑。すべてが権力欲。そんな言葉ばかりが浮かんできてしまいます。


 アスリートと政治家。どちらも「大きな目標」に向かって歩み続ける人たちですが、品格や品性という面から比べると……。これからの政治の行方を想像する前に、人とはどうあるべきかを考えさせられる二週間になりそうです。


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