【反日デモに集まる人々】
巧妙に情報統制が為されている中国で吹き荒れている反日デモ。北京の日本大使館周辺での集会は控えるようにという政府からの呼びかけがメールで行われたと報道では伝えています。
また、これからも各地で同様の呼びかけをして、反日行動を終息させるとのこと。
中国はメール一通でデモが収まる国なのでしょうか。
もしこれで収まるのなら、デモの呼びかけそのものが中国政府のステルス・プロパガンダだったことを示すのでは、と穿った思いを抱いてしまいます。いかに公式に政府の禁止令と言ったとしても、あれだけ激情に駆られた暴力的な行動がひと声で収まるなんて想像できません。
それにしても、国際的な近代国家の条件のひとつとして「情報発信の自由化や共有化」がいかに大切かがよくわかった事件でした。また「統制された教育」はそれを謀った者にいつの日か災渦として降りかかってくるということも実体験することができました。
同時に「情報に飢えた者は、たとえそれがどんな情報でも、聞こえてきた情報を信じ込んでしまう」ということも判ったような気がします。
どんなに“ガセネタ”や“風評”で右往左往しようともあらゆる情報が飛び交い、そのなかから真実の情報を選び出すことができる日本が「煩わしいけれど素晴らしい国」のように思えてきました。
ところで、尖閣諸島を目指した1000隻の船はどうしたのでしょう。レーダー以外にもスパイ衛星が送ってくる映像も使える時代だというのに見つからないっておかしくないですか。あるいはこれも「希望的観測」なのでしょうか。
「尖閣に 千隻の船 潜航中」
こんなダジャレ川柳が浮かんでしまった僕は不謹慎でしょうか。
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