∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

体調はあと一歩、気分は最高

【もう少し】


 数日前のことを考えると夢のようです。ずっと悩んできた風邪が、あと少し、ダルさと鼻づまりが収まれば完治というところまでこぎつけたんです。
 こういう状態になるとジッとしていられないのが僕の性分。とりあえず近場にということで上野から御徒町方面に出掛けました。


 まずは不忍池・弁天堂でお参り。「今月もお金に困らない」とされる『融通守銭』を二月分に取り替えました。お札の中に五円玉が入っているこの守銭、効果があったことはないけれど、それでも「気は心」といったところでしょうか。
 そして、不忍池を通って御徒町へ。毎年二月になると始まる枯れたハスの掃除が始まっていました。中心部を残したまま、池の周囲10メートル程度だけを刈り取って、渡り鳥の巣を確保しながら新たなハスの成長を促すこの作業が始まって「春はそこまで来ている」と感じるのは僕だけではないはず。茶色く枯れたハスの茎の間をカモやオナガの親子がスイスイと泳いでいます。
 そんな風景を後にして向かったのは御徒町「吉池」。鮮魚から塩もの、干物、海苔など海産物全般を扱っているお店ですが、一般スーパーも併設しているため、いつ行っても満員御礼状態です。で、まずは鮮魚売り場へ。威勢がいいうえに礼儀正しい店員さんが揃っているのもここの特徴。「今日のお薦め」を聞きながら買い物を。結局、「マグロの脳天」と「カンパチ」を柵で買いました。いつも僕が行く時間にはほとんど残っていないマグロの脳天だけでもラッキーだったのにプリプリコリコリした新鮮そのものカンパチまで買えたので「来てよかった」気分です。
 まだ風邪が全快というわけではないので秋葉原のPCショップ巡りは後日送りにして、根津・谷中経由で帰宅ルートへ。寒風に当たったからでしょうか、また風邪がぶり返しそうになったので大急ぎです。


 来週、いや正確にいうと明日から始まる「次への一歩」を見据えて夕方には帰宅。まるで「暗くなる前に家に帰る」という子供の頃の習慣が戻って来たようです。
 久しぶりにゆったりとした気持ちで過ごした土曜日。体調はあと一歩だけど、気分は最高です。


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