【雨水(うすい)】
今日は二十四節季の『雨水(うすい)』。雪が雨に変わる頃です。確かに昨日まで雪が降るかもと言っていた天気予報も雪の予報が消え、雨の予報になっています。
偶然といえば偶然でしょう。しかし、昔の人は天気のことをよく知っていたとも言えるかも。
いずれにせよ、朝の空気がこれまでの「刺すような寒さ」から「包み込むような寒さ」に変わって来たような気がして、これも「春への胎動」のひとつだと思っていたのですが……。
朝の天気予報で「余寒」という言葉を聞いてびっくり。立春の後、寒さが厳しくなった時に使われる言葉だとか。つまりこれまで同様「寒い」ということです。ちょっと体感とは違うけれど、そういう感じ方もあるんだな、と無理矢理納得しているのですが。
それにしても二十四節季ってよくできたこよみだといつも感心している僕って「古い」んでしょうか。中国から渡来したものの長い年月を掛けて日本独自のものに作り替えられたこのこよみほど自然観察データを活用したものはないと思うのですが、いかがでしょう。この節季を知るだけで気候も行事も農作業も何もかも判ってしまう便利な「区分け」です。なんと言われてもこれからも活用させてもらいましょう。
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