∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

僕の友人が

【症状悪化】


 今のところ症状は軽いものの、認知症に罹ってしまった友人の奥様から電話がありました。
「昨日の夜、また家財道具を外に放り出してしまった。商売道具のシンセサイザーもコンピュータも、玄関の外に自分で運び出して『もう仕事はしない』と宣言したものの、自分でもどうしていいのか判らなくなっている」というような状況のようです。もちろん彼は、なぜシンセサイザーが自宅の玄関先に放り出されているのか、自分が何をやったのか覚えていません。だからこそ余計に自分の中で整理が出来なくなっているのでしょう。
 奥様は「状況が落ち着くまで毎日やりとりしているメールが途絶えてしまうけれど心配しないで」とおっしゃるばかりですが、こちらとしては状況が安定するのを願うばかり。以前にも何度か同様の行動を取り回復してきた彼のこと、きっと今回も落ち着いて元通りにメールも出すし、時には作曲作業も再開することと確信してはいるものの、一抹の心配が……。異常なほど蒸し暑かったり、急激に気温が上がったりしたここまでの数日間が不安定な状況を招いたのではとまで想像。こうなると、平年より15日も早く明けてしまった梅雨と、本格的に暑い夏だけを頼りにしないといけないのか、とまで考えてしまっています。
 ともあれ、彼が落ち着き、奥様が安心して暮らせる日ができるだけ早く戻ることを祈ります。


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