∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

夏の夕立

【やられました】


 夕方4時頃だったでしょうか。
 ポツン。ボト。バラバラ。ザーッ。空が急に暗くなったかなと思っていたら一気に雨になりました。「夏の夕立」到来です。
 もしこれが、自宅にいたり、風情ある場所にいたのなら「これもまたよし」ということになるのでしょうが、僕はスーパーの帰り。それもちょっと離れた所まで遠征した帰りでした。
 雨で土の香りのする東京の下町を大急ぎで自転車を走らせたものの、雨はきつくなるばかり。もう服もなにもかもびっしょり。つい数分前までのんびり歩いていた人も頭を下げ気味にして小走りになっています。もちろん僕も。
 ようやく帰宅して買い物整理の前にシャワーを浴びることにしました。塩けの強い雨水が頭から流れ落ちてすっきり。服も取り変えて気分は先ほどまでの「我慢系」から「ゆっくり系」にシフトチェンジ。梅雨の明けた夏の夕方が心地よいものに変わっていきます。これで虹が出たり、夕日に赤く染まったりすればもっとよかったのでしょうが、そこまでは。暗くなるまで雨は降り続いていました。とはいっても昼間の暑さがスッと消え、いくぶん過ごしやすい夏の夜になりました。
 雨といった雨の降らなかった今年の梅雨の借りを返すかのような夕立でしたが、同時にゲリラ豪雨が多発する夏になりそうな予感もしています。


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