∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

いねむりとうさん

【山手線にて】


 昨日の午後、渋谷に向かうため山手線に乗りました。幸運なことに席が空いていたので座ったまではよかったのですが……。この席が空いていたのにはワケがありました。


 真正面から「ゴゴー、グッ、グワッ」という大きな音が聞こえてきました。「何が起こった?」とばかり見てみると、おそらく40代後半でしょう。サラリーマンとおぼしき“おじさん”が爆睡中でした。電車の揺れに合わせて身体をグラグラさせています。時折、頭がグラングラン、ガクンと。この勢いなら、人形のように頭がもげておっこちるかも、と失礼なことを想像、思わず笑ってしまいました。
 そうです。このおじさんが大音響の原因だったのです。通路を挟んでいるので2〜3メートル離れているのに、まるで耳のそばで騒がれているような状況です。
 偶然、隣り合わせた若い女性は、あまりの騒音とボディタッチに居たたまれなくなったのでしょう。苦笑いしながら席を立ってしまいました。もちろん、周囲の人たちも。皆さん「迷惑だけど判らないわけではないし」と諦めたような、無視しながらもチラチラと見ながら苦笑いしているようです。
 僕も同様。電車の中の「ひとりバラエティ」を堪能させてもらいました。
 暑い中、電車に乗り、席を見つけ、ホッと一息。次の瞬間、睡魔に襲われて爆睡……。ご本人は気持ちいいでしょうが、周囲の人たちはいたたまれません。
 ちなみにこのオジサン、「睡眠時無呼吸症候群」の検査をしたほうがいいようでした。


[1013]