∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

洗濯中に

【こんなことってアリ?】

 もう先週のことです。朝、いつもどおりの手順で洗濯をしていました。ゴー、ゴー。バシャッ、バシャッ。音を聞いている限り、何もかもいつもどおりでした。そして「洗い」が終わり「排水」へ。一旦「脱水」したあと「注水」して「すすぎ」へ。これもいつもどおりだったはずです。どう動いているかなんて確認はしません。なにしろ「いつもどおり」なんですから。
 ところが。洗濯機のそばを通った瞬間、異変に気が付きました。

 「エエッ、なんじゃこれは」。「どうしたワケ」。「床が水浸しになってル!」。

 状況がわからないまま、取り敢えず、水浸しになった床を拭き、ホッとひと息ついた頃、また「排水」が始まり、「脱水」「注水」と続いて作動しはじめました。と、また床が水浸しに。もう一度「なんじゃこれは」です。
 もう、なにがなんだか判らないまま、流れ出てくる水を拭きながら洗濯を終わらせました。いや、洗濯終了というよりも床拭き終了といった感じでした。

 そんな事故の後、ようやく修理に来てもらうことができました。
 修理するためにまずは洗濯機を動かして点検開始。と、思っていたら、なんと、メンテナンスの方が洗濯機を持ち上げた瞬間、排水ホースがパタッと落ちました。

 「アッ、落ちた。アッ、これだ」。

 そうだったんです。排水ホースが何かの不都合で外れていたんです。洗濯水もすすぎ水も、何もかも洗濯機本体の排水口からジャーッと流れていたのに隠れていて見えなかっただけだったんです。というよりも水浸しの状況にアタフタしてしまい、修理の電話をしただけで精一杯になっていたため、何ひとつ確認していなかったんです。
 「ああ、ホースが外れていますね。原因はここですね」。メンテナンス・スタッフの冷静な声を聞いた瞬間、恥ずかしいやら、情けないやら。彼には僕の呆然とした顔と自虐的な笑いが確認できたはずです。
 その後、水の流れを確認して修理は終了しました。ウーン。修理というかはめ直しただけというか。とにかく洗濯機はまた使えるようになりました。実際に修理後に洗濯しても、従来どおり元気に動いています。床だってカラッと乾いています。ふーー。大騒ぎしなければよかった。これからはもっと事前に確認しないと、ネ。

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