∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

ワールドカップ

【サイレント・サポーター】

 コートジボアール戦に敗れた翌日、マスコミは敗因の分析からはじまって次のギリシャ戦に向けての戦略や精神論まであらゆる角度からワールドカップを取り上げています。
 ちょっとへそ曲がりですが、そんな状況を見ていて「一億総サポーター」という言葉が浮かんできました。
 いつもはサッカーファンじゃないけれど、ワールドカップだけはというにわかファンも多いはずなのに、誰もが情熱的なファンに変身したかのようです。それも負けたことを批判したり、慰めたりすることなく、次のギリシャ戦を見据える姿勢ばかり。極めて優等生で、あくまでも冷静。熱気に包まれているのは大騒ぎしたくてしようがない一部の若者だけという状況です。
 「話題に乗り遅れるな」「サポーターじゃなきゃ日本人じゃない」と実際にはそれほど興味はないけれど、お付き合いのためにはサポーターにならないといけないという「右へならえ」的な人も多いと感じているのですが、違うでしょうか。ここまで盛り上げないといけないことなのか、と疑問に感じてはいけないのでしょうか。
 もちろん、僕もそれなりに観ていますが、いつもどおり淡々と観ています。熱く燃えるサポーターにはなれません。「アアッ、関係ない人ね」と言われても結構。これからもサイレント・サポーター的な姿勢を変えることはないと思っています。

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