∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

梅尽くし

【今年は豊作】

 小さな庭に梅の木が植わっている友人からメールが来ました。

 曰く「昨日までに小瓶入りの梅ジャムを16個作った。今日からは梅酒の仕込みに入る。それが終わり次第、梅干の漬け込みに入る。我が家の台所は、食事の準備も出来ないほど、梅と砂糖とホワイトリカーと氷砂糖と粗塩に占領されている。こんなに豊作なのは初めてだ」。

 なんだか、大騒ぎになっています。たしか、そんなに大きな木じゃなかったはず。ましてや、それほど梅の実が取れるなんて想像もしていませんでしたが、事実は事実。大豊作のようです。
 それにしても砂糖にしろ、ホワイトリカーにしろ、氷砂糖にしろ、粗塩にしろ、いったいどれくらい買い込んだんでしょう。しかも小瓶や貯蔵瓶、漬物瓶などの「入れ物」だって必要だろうし。あの小さな家のどこに置いているのか、想像するだけでも大変そう。きっと台所は足の踏み場もない状態になっていると思います。
 僕のところにもおすそ分け、というよりも押し付けがありそうです。とりあえず、ジャムに関しては小瓶3個以上引き取るようにとメールには書いてありました。独特の酸味が暑い夏の朝を爽やかにしてくれるので嬉しい事は嬉しいのですが、3個以上となると、ちょっと腰が引けてしまいそうです。
 しかも、それで終わらずに梅酒と梅干が時間差で届くことになるんでしょう。僕がアルコールをまったく受け付けないということを知っているはずだけど、きっと押し付けられることになると今から覚悟しています。
 それに対して、天日干しをして塩分たっぷり、紫蘇もたっぷりに仕上げた昔ながらの梅干には期待しています。できれば梅酢もつけてもらって、江戸の庶民のように「梅醤(うめびしお)」で青魚の煮付けに挑戦したいところです。

 我が家でも、これからの半年、ジャム、梅干、梅酒の順で梅尽くしが楽しめそうです。

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