【幸いにも東京では】
日本全国で台風８号の被害が出ています。特に土石流や土砂崩れの被害が多いようです。
それに比べて東京は。都心部の場合、ハッキリ言って、台風としては穏やかでした。時折襲われるようになった、あのゲリラ豪雨のほうが被害は大きいような印象でした。朝になると陽射しが差し込んできます。ちなみに、通勤電車などの公共交通機関も平常運行のようです。
本当に良かった。台風にしろ、大雪にしろ、自然災害に弱い東京に強烈な台風が直撃したら被害は甚大なものになるのは目に見えていますから。
インフラとしての防災対策は他の都市よりも進んでいるけれど、災害に対する人の意識があまりにも“甘すぎる”のが東京の弱点。充実したインフラ整備や交通機関が逆に東京人の甘えを呼んでいるのではと思ってしまうこともしばしばです。自然に真っ向から対峙する必要がなくなった快適な都市環境の中では自然の猛威に対しての緊張感を薄れてしまうのでしょうか。
先人たちが自然の猛威から身を守るために開発してきた都市インフラは平常時にはまったく目に見えません。自然が猛威を振るう時こそ見えないところで大活躍する“縁の下の力持ち”を意識する時なのかもしれません。
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