∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

毎月の約束。いつもと違う気分の定例会

【彼よりも僕に変化が】

 今夜は毎月おなじみになった友人との定例会の夜。彼がいつも通りの顔つきで待っているはずと想像しながら待ち合わせたファミレスに向かいました。ところが彼は席を外し、いたのは奥様だけ。アレッと思いつつ、いきなり彼の具合いを聞いてみました。なにしろ彼がいるときには聞きにくいことを聞くのですから。
 奥様いわく、ケータイをどこかに捨ててきたこと以外はさほど変化はなかったと淡々と語り始めました。これで2台目です。数年前にコンピュータを捨てた時と同様、彼にとって有益なコミュニケーションツールになっていないと感じたからでしょう。新しく買ったコンピュータは僕が毎日メールすることでなんとか生き永らえていますが、ことケータイとなると……。ちなみに、コンピュータだって時々放り投げて壊そうとしている中、生き永らえているそうです。
 
 そんな話はともかくとして、今日は僕の変化について。

 彼らと会っている時には気が付かなかったことが帰宅してから起こりました。なんだか僕の気持ちが高揚しているんです。いつもなら暗い気持ちで帰るのが通例なのに、今日は彼の具合いより僕の解放感のほうが優っていたようです。
 正直なところ、なぜ解放感に包まれているのか判りません。大きな変化の中でもがき始めた後はじめての定例会で言いたいことを全部言葉にしたことで気持ちがスッキリしたのかもしれません。
 僕が歩み始めた道を説明しても理解できないところがいくつかあったようですが、それでもお二人からは励ましと応援の言葉が。会話を正確に捉えられなくなっている彼も、理解できる範囲で、応援してくれました。
 僕は彼の言葉が嬉しくて嬉しくて。なにしろ会話に反応してくれたのですから。彼が奥様のサポートなしで僕の言葉に反応してくれるなんて想像もしていませんでした。
 これまでシバリだと思っていたことから抜け出したことをすべて話したことと、それに彼が応えてくれたこと。このふたつが特別な解放感を僕に与えてくれたようです。素晴らしい夜になりました。ありがとう。

[1653]