【怖がりオヤジで結構です】
昨日、予行演習的な治療で終わった歯医者さんにまた行ってきました。昨日の話だと「今日は神経の治療をするはず」です。その時は根幹をゴリゴリ削りながら歯神経を抜くはずなのに、上手い言い方をするなと思っていました。これまで何度も経験してきたように、麻酔があまり効かずにゴリゴリの不愉快さや神経を抜く瞬間の飛び上がるような痛みをまた味合わねばと覚悟して向かったのですが……。
歯科治療用の椅子に座った途端、看護師さんがやって来て「表面麻酔を掛けますね」と。心構えもできていないうちに早々と治療に取り掛かってきました。もちろんそれが終われば先生のお出まし。顔には口の部分だけが開いた小さなタオルが掛かったままです。先生の顔も見えません。
そして、口の中を覗きこんでいる気配を感じながら先生が言った言葉は「痛くないようにしましょうね」。早い話が怖がりオヤジとして認識してくれていたんです。ほかの場所なら「失礼な」と言ってしまいそうですが、僕にとって歯医者さんだけは別。これでいいんです。これくらいの子供扱いで。
本格的に麻酔をしているうちに「アレ、この先生、違うぞ。上手いぞ」と感じるようになりました。言葉通り痛みがほとんどないのです。麻酔注射の箇所も多いし、時間は長いようです。きっと少しずつ注射しているんでしょう。これなら笑気ガスは必要なさそうです。
そのうち、ドリルの音がしてきて、昨日削れなかった箇所を削る作業へ。削った後は神経を抜く作業。力に強弱をつけながら、スピーディに治療が進み始めました。この頃になると痛みどころか圧迫感もなし。これならクタクタにならずに済みそうです。
ということで約１時間後、治療が終わった時はこれまで別の歯医者さんで受けてきたような消耗感もないし、違和感もありません。
初めて治療してもらった歯医者さんですが、この先生、名医かどうかはともかくとして、ウマいかも、なんて嬉しくなってしまいました。よかった。
今度は金曜日に予約しました。……次はきっと普通の精神状態で行ける、はずです。
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