∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

寒すぎるカフェほど強敵はない

【たった30分なのに】

 「カフェで打ち合わせを」。こんな連絡を受けて現地へ。先方はまだ到着していない様子だったので、コーヒーを注文してしばしウエイティング
 実は、その時からイヤな予感がしていたんです。数分遅れで先方が到着し、さっそく決めるべきことを決め始めたところまではよかったんですが、途中から寒くなってしまって。ほかの席の方を見ても寒そうにしている人などいないようだし、なにより僕の正面に座っている御仁自体、なにも感じていない様子。どうも寒いと感じているのは僕だけのようでした。でも、これだけは言っておきます。今どき珍しいほどに冷えたカフェだったんです。
 まさか「この続きは近くの公園のベンチでやりませんか」とも言えないし、「肩掛け毛布貸してください」と言っても通じるワケはないし。じっと我慢していましたが、そのうち打ち合わせなどどうでもよくなるほど寒くなってしまい、「次の打ち合わせが……」とあるわけもないスケジュールをでっち上げ、とうとう決めるべき結論を「メールでやりませんか」と言ってしまいました。とにかく退散です。外に出て身体を温めないと調子が悪くなってしまうという危機感が先にたって、話など耳に入ってこない状態で話を続けても実のない結果になるはずと勝手に決めてしまったんです。ここまで約30分。けっして長い時間じゃないことはよくわかっています。でも寒かったんです。
 一応、夕方になってからメールのやり取りでやるべきことは決まりましたが、どうも釈然としない打ち合わせでした。この「冷房病」、何かの対策を打たないといけないようです。予想しないところで大きな失敗をしないうちに考えます。

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