【細い道と数多い観光客】
今日の午後、谷中銀座から区民センター方向へ自転車をで走らせている時でした。前方で自動車のブレーキランプが光りました。「アレッ、あの車、逆走じゃないか」。実はこの道、日暮里駅から谷中方向に坂道を下り左折したために逆走状態になる車がけっこういるんです。しかも今日遭遇した車のドライバーさんは自分が逆走していることに気がついていないようでした。当然、向こうから車はやってきます。今日はデーサービスの送迎車でした。
逆走した車に逆走だから一旦路地に入って、正しい方向に走っている車をやり過ごしてから来た道を戻りましょうとアドバイスしたのですが、それまでドライバーさんは自分が逆走している事に気が付かなかったようです。
若いドライバーさんで、道が入り組んでいて判らないとか、標識が見難いとかおっしゃっていましたが、事実は事実。谷根千地域では、一般的なカーナビに頼って迷い込んだとしかいいようがないのです。
約15分ほど掛けて車を正しい方向に向け、とにかく道灌山通りまで出たほうが無難と伝えました。もちろんクネクネと曲がるけれど道は一本道ということや、バーゲン会場のように混雑している人並みに気をつけてということも伝えました。ちなみに、小型車だったため、15キロ程度で走れば危険性もあまり感じないはずと思い、スピードの出しすぎについてはお話しませんでした。
お願いです。
土日祝日の谷根千、特に谷中に自動車で観光にいらっしゃる時はご注意を。緩やかなカーブが連続する狭い道や、大混雑した群衆に必ず驚かれるはずですから。なお、周辺に駐車場はほとんどありません。よみせ通り以外、駐車スペースもありません。ちなみに不忍通や言問通、道灌山通は駐車禁止です。
ということで、谷根千、特に谷中においでの際は電車でいらっしゃることをお勧めします。JR日暮里、千代田線根津、千代田線千駄木などが便利です。車載した車椅子でおいでの際は、よみせ通りに路上駐車するか、数少ないコインパーキングをご利用ください。なお、カーナビに頼るより、地元の人に聞いたほうがずっと簡単に抜け出られます。谷中の人間はあったかい心根の者ばかりです。ご利用ください。
ところで、谷中は「やなか」と呼び習わしています。「やちゅう」ではありません。念のため。
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