∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

初めて乗ったゾ

【テッチャンではありませんが】

 今日の11時半頃、僕はJR日暮里駅で山手線を待っていました。ようやく終わったホームドアの前で待ちながら、文庫本を取り出していたところへ電車が入ってきました。
 アレッ、緑のラインがない、ドアだけが緑だ、ということは新型車両? 行き先表示を見るとグラデーションのドットが目につきました。山手線の新型車両です。
 約1カ月ほど前に実質的な営業運転を始めたコイツにはいつかは出会うだろう程度の期待しか持っていませんでした。新型とはいっても電車には変わりありません。多少変わっていても大したことではないじゃありませんか。
 でも、まだ車両自体が少ないからそれに乗れるというのもラッキーかも。今日はいいことがあるのかな。出会ったからといってもその程度です。

 ドアが開いて乗り込むと新車だからでしょうか、独特の匂いがするのです。たとえて言えば、真新しい自動車の匂いです。新しいとここまで違うのかと思いながら、席を見つけ座りました。
 中吊広告はあるものの窓上広告は一切なし。代わりに大きなディスプレーがズラッと並び、山手線の映像がシンクロしながら流れていました。まだ広告スペースの宣伝期間なんでしょうか。それとも、ほかの車両では広告がながれているのでしょうか。定かではありませんが、迫力があることは確か。残念ながら、今、元気な業種や企業はどこかを想像することはできなくなりましたが、目を楽しませてくれることは確実でしょう。
 そんなディスプレーからふと目を下に移したところ、窓に「社内には空気清浄機が働いています」といった説明を見つけました。社内に入った時に感じた匂いは空気清浄機が働いていたから、ということだったんですね。

 それにしても抗菌素材を使ったつり革や空気清浄機まで採用するなんて、驚きでしかありません。そこまで潔癖にこだわる必要があるのでしょうか。それよりも深夜の電車でよく見かける「残されたままのオマツリ状態」のほうがよほど不潔だと思うのですが、いかがでしょう。
 
 10数分で到着する秋葉原で降車したため、じっくりと探索する時間もありませんでしたが、この新型車両、なかなかのものとだけ言っておきます。確かに「お客様の声」も反映されているようですから。それよりもまだ少ない編成に乗れたことのほうがラッキーでした。これだけでも良かった、かも。

 ということで。明日が素晴らしい一日になりますように。おやすみなさい。

[1978]