∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

負けを認めてこそ力量あり

【意地を張るのもほどほどに】

 新都知事が決まり、都庁内をご挨拶。昨日の小池百合子氏を追いかけ回した報道陣はどこを回ったかより、どれだけ親和性を感じる対話が行われたかに取材が集中していました。そこまでの対立を考えれば当然でしょう。
 その結果。コメンテーターから自民党への「どこかで協調路線を取らないと都民から総スカンを食らうかもしれませんよ」というようなアドバイスばかりが目立つものでした。

 意地を張るのもいい加減にしませんか。自民党をはじめとして少数政党ひとつを除いて各政党は負けたのです。怨念を腹にしまいこんで、確執を超えたところで都政を進めないと自分たちが認めてもらえなくなるというのは自明の理じゃありませんか。どんなに力量のある優秀な政治家でも、政治家は認められてこそプロの政治家。ひとりで叫んでもモノゴトは動きません。

 握手できなければ、体制を変えるのもいいでしょう。相対する顔が変われば風向きは変わるものだし、なにより、懐の深さを見せつけることになるじゃないですか。タイミングを図ってとか、準備を整えてとかいうような手腕より、今だけでも相手を認めるほうが、よほど理にかなっていると思うのですが……。このままじゃ単なる子供のケンカです。

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