【この店、インテリアを変えた?】
午後遅く。ちょっとした打ち合わせまでの時間を過ごそうと東京駅近くの大きなビルの1階にあるカフェに入りました。この3ヶ月ほどはご無沙汰していましたが、それまではしばしば利用していた店です。
入ったところ、覚えていたイメージと違っていたのです。
「この店、インテリア変えた?」。注文を聞きに来たウエイターに聞いたところ、
「いえ、変えていませんが」という声が帰ってきました。
「そうか。そうだよね」と言いながらもう一度全体を見回してみると、ますます判らなくなってしまたんです。僕の記憶だともっとモダンでシャープなイメージだったのに、改めて見てみると思った以上に古典的、というか、キッサテン的なインテリアだったのです。
「アレー、この店、こんな雰囲気だったんだ」。自分の記憶の曖昧さと観察眼の低さに驚くやら、情けなくなるやら。
きっと、これまでに出会った人のなかにも今日の体験のように、自分の印象だけで、本来の姿と違った思い込みをしていた人がいるんじゃないかな、なんて考えています。
打ち合わせはともかく、何事も、もう一度、違った角度から見直して見ることの大切さを教えられたような午後になってしまいました。……まだまだ若造ですね、僕は。
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