【あるいは非情と無為無策】
日曜日の今日も小池劇場は喧しい一日でした。
ひとつ目の見せ場は、無条件で党を引っ越すことができると思っていた人たちが「そうではなく選ばせてもらいます」のひと言が本当だったとようやく気付き「約束が違う」と大騒ぎし始めた、あの件のことです。
そして、ふたつ目は「都政に注力します」という言葉が信じられない人や、信じないで裏切ってくれるように煽っている人と、その考え方に乗ろうとしている人が起こしている見せ場です。
どこにも総選挙のメインテーマになるべき政策論争が出てこないっておかしくないですか。両軍とも政策は言いっぱなしにして、相手を挑発することに熱中しています。
その横で「どうして入れないんだ」と大騒ぎしたうえで「積み上がってきたレンガを崩して更地にするぞ」と精いっぱい恫喝している人がいるわけです。
根本的に“勝負感”のせめぎあいから始まった戦いだったはずなのに、国造りの方法や避難民の処遇で意志の食い違いが出てきたためにモノゴトが渋滞してしまったのではないかと僕は勝手に考えています。
当然ですが「暫し見物」を決め込ませてもらうことにします。みっともない人がどれだけ出るか。ダメージを与えることが出来るコメントが出るのかどうか。どの程度の発言がブーメランのように返っていくか。……もう少し楽しませてもらいましょう。一瞬でもクサったり、怒ったりすれば自分自身が情けなくなりますからね。
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