∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

解散総選挙

【いったい、どうなるの】

 「今なら勝てる」と踏んだ安倍首相。「結党して国政へ前進」と考えた小池都知事。「現有議員の面倒を見ながらも、自然な流れの中で党の行く末を見守りたい」と腹を括った前原民進党代表。そして「振り回されながらも見守るしかない」有権者

 今度の衆議院総選挙は政策などとは無縁の世界で進み始めています。

 最初に行動を起こした方は「真の目標はオブラートで包み込んで、理解されそうな言葉で押し切ろう」としているように見えますが、受けて経った側も「駒を増やして体制が固まるまでは具体的な政策については明かさないようにしよう」と考えられているようです。つまり「王手」を打つまでは相手の出方を見守ろうとする状況が公示日までは続くということなのではと想像しています。
 特に都議会議員選挙の時に学習した「この相手に対しては早くからのネガティブ・キャンペーンは得策ではない」と悟った安倍首相は自らの性格をグッと腹に収めているように思えます。
 対する小池都知事の「権力にあぐらをかいている人たちには言いたいだけ言わせておいて、最後に一撃を」という常套手段の強烈な破壊力も今回は薄まるのではないでしょうか。
 もっとも、前原代表率いる「腹を括った集団」の力は計り知れませんが。

 いづれにしても、今のところ有権者は観客でしかないようです。それもメディアに振り回されながらの観客です。

 今回の総選挙、有権者は「策を弄する」という言葉の「策をもてあそぶ」とか「思うがままに操る」方向に持っていこうとする勢力に気をつけながら、「ドタバタやっとるワイ」と楽しむしかないのかもしれませんね。

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