【時代の変化に即した対応を】
先日の雪が道端にうず高く積まれた裏路地。歩くのも大変でしたが、ご近所の皆さんの「雪かき」ならぬ「氷かき」が功を奏したのか、少しだけ歩きやすくなったような気がします。
確定した事実とは言えない、願望が混じった見解でしかないところが残念ですが、少しだけだとしてもアスファルトが見えている所が多くなったのは事実です。
一気に積もるけれど、降り続くことは少ないという東京の雪の最大の問題点は圧雪と凍結にあることはどなたも感じていらっしゃることでしょう。
固まった(かつて)雪だった所を車が走り、人が歩く。そんな状態に人々が対応出来ないのが「東京の雪」なのではないか。そんなことを思う今日この頃です。
東京の下町でこうなんだから立川や八王子のような多摩地区はどうなんだろうと思い、聞いたところ、けもの道のような轍や通路はあるけれど、現実は氷に覆われている所もいっぱいあるとか。我が家周辺はまだいいようです。
毎年のように感じることですが、東京にも本格的な積雪対策が必要なのではないでしょうか。今のように人力による緊急対応では立ち行かない時代に突入しているのだから、スコップと小型のパワーショベルだけで処理する体制から脱却するのが本筋だと思っています。
雪に慣れていない東京だからこそ、雪による一次災害だけでなく、圧雪による二次災害にも対応できるようにしてもおかしくないのではないでしょうか。
同時に、東京人の雪への備えを見直すような「きっかけ」も必要だろうと感じています。いわば、「大変だ、大変だ」あるいは「ワー、雪だ」と他人事のように思わずに立ち向かえるような環境作り。
人の世が変わりゆくように、自然環境も変わる。それに対応するのが人間に与えられた責務ではないでしょうか。
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