∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

街がキラキラと輝いていた月曜日

【嵐の後の青天】

 飯田橋から神保町経由御茶ノ水。今ではすっかり歩き慣れたコースですが、今日の印象はいつもと違っていました。

 古書店が並ぶ日陰側と、飲食店やスキーショップが多い日向側という違いくらいしかないと思っていた靖国通がなんだかキラキラと輝いて見えたのです。
 嬉しいことがあったとか、幸運に恵まれたというようなテンションが上がるようなこともなかったのに、どうしてと思いながら歩き続けて、駿河台下近くまで来てやっと判りました。空気が澄み切っていたんです。

 土砂降りの雨が上がり、この上もない青天になった今日。空中のホコリや、ビルの壁にこびり付いていた汚れがすっかり洗い流されてしまったのでしょう。空気の透明感がいつもとまったく違っていたのです。
 そんな透明な空気の中に差し込む太陽の光がビルをキラキラと輝やかせていたわけです。

 都会のど真ん中でもこんなにドラマチックで眩い印象の日があるんですね。まさに好天との幸運な出会いだと、ちょっとだけ感動してしまいました。
 こんな天気と空気感が続いてくれれば都会の風景はもっと印象的になるのに。……無理ですよねえ。

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