∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 振幅の激しいひと月 ≡≡

混乱と発見を経験した30日間

 クロちゃんの交通事故と安楽死させてしまったというショッキングな出来事。うさんくさい人物との出会い。ある人物からの突然のお誘いと心変わり。「動揺、悩み、悔恨」など後ろ向きな言葉でしか表せない日々の続いた今月をひと言で言い表すと「振幅が激しいと言うか、嵐が吹き荒れたひと月」ということになりそうです。「嵐が吹き荒れた」くらいなので、当然ながら好結果とは無縁。天命と受け止めて腹に収めました。

 しかし「この歳になっても」と言いたくなるくらい悩み苦しむことが多かったひと月ですが、得たものもあったと感じています。特にある人物からの突然のお誘いと心変わりに関しては、ありがたいお誘いをいただいたと思っています。
 数年間没交渉だった人間が誰かのことを思い出し、連絡先を探し出し、付き合いを再開しようとするのは想像以上の熱意や衝動がなければ出来ないことです。そんな作業を彼はやってくれました。
 いつもは冷静なのに、周囲の人間と折り合いを付ける前に連絡しておっちょこちょいぶりを発揮してしまった彼と、とりあえず食らいついてあとで反省する突撃型の性分の僕。今考えると話がまとまるとは思えない展開でしたが、結果はともかくとして「アイツなら…」と思い出してくれたことが嬉しくてありがたいんです。

 今回のお誘いは、タイムトラベルをテーマにしたSF小説の中に出てくる「時間螺旋の法則」と、数十年間の時の流れをひとつのストーリーにまとめた年代記仕立ての小説に出てくるエピソードが入り混じった「一期一会に潜む永続性」を感じさせてくれるような出来事でした。
 「ありがとう、また会おう」。彼ならこの短い言葉の本意を理解してくれると信じています。

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