寒さ厳しき折、
皆様にはいかがお過ごしでしょう
大寒:冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也(暦便覧)
1月20日。一年でもっとも寒い時期がやってきました。例年、この時期に考えるのは、突き刺さるような冷気を堪え忍べるのは、日毎に日照時間が増えていくにつれて、あと少し我慢すれば春の陽気がやってくるはずと希望が持てるからだと信じています。立春がやってくるまでは忍の一字です。
もっとも、東京で一番雪が降りやすいのは2月になってからですが。
余談ですが、小林一茶は「うしろから大寒小寒夜寒哉(うしろから おおさむこさむ よさむかな)」と詠みました。季語が秋のものなので、厳密には晩秋に味わえば、寒さがじわじわと追いついてくる情景となりますが、僕は直感的な印象で大寒の時期に味わうのも一興と感じています。
コロナ禍が一向に落ち着かず、自由な動きが制限され続けている極寒期がやってくるなんて夢にも思いませんでした。皆様、寒さとコロナに万全のご注意を払いつつ、ご自愛いただければ幸いです。
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