∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

〓〓 寒の入り 〓〓

-冬来たりなば春遠からじ-
寒さ厳しき折、
皆様にはいかがお過ごしでしょう

 二十四節季では今日から『小寒』の節季に入った。次に来る『大寒』の節季と合わせると、あと2ヵ月近く “真冬” が続くことになる。
 東京で暮らしていると、今のところ実感は乏しいが、それでもしばらくすれば寒さに凍えることになるだろう。
小寒』の節季の初日を迎えた今日は「寒の入り」とも呼ばれている。文字通り今日のように過ごしやすい気温は、まさに “入り” を表しているのだろう。
 とはいっても、一年でもっとも日中が短い『冬至』の節季が終わって、陽の光は確実に高く、長くなってきている。真冬のこの時期を春への準備期間と思えば希望も見えてくるはずだ。

 英国の詩人シェリーは詩集『西風の賦』の中で「冬来たりなば春遠からじ:If winter comes, can spring be far behind?」と詠った。長い冬を耐えて春を待つ気持ちを表現したものだが、つらい時期を耐え抜けば、幸せな時期は必ず来る例えと理解している人のほうが多いだろう。耐えて、こらえて、切り開けば幸せな時間がやってくるわけである。

 冬の寒さに耐えることを人生を置き換えるのはさすがに大袈裟なようにも感じるが、苦しい時ほど思い出してしまうフレーズだ。

 寒さに負けず、自分に負けず。春の訪れを待ちながら寒さに耐えよう。
≡≡≡≡≡[season14]12:15/Jan.06/2024 -小寒-≡≡≡≡≡
小寒』の節季:寒の入り。寒中。モコモコダウン。春の七草。鏡開き。
┃SPRING will be far BIHIND┃
Nature grows up in the midwinter, Takashimadaira, Itabashi city.
Photographed on Nov.30/2023