▲『穀雨』‥光り輝き、雨が芽吹きのきっかけに
監督官庁は
厚労省ではなく防衛省
昨日書いたブログのなかで、私はコロナワクチンの大規模接種センターの位置づけについて大きな間違いをしていたようだ。
てっきり実施するのは厚労省だと思い込んでしまっていたが、監督官庁は防衛省、実施するのは自衛隊ということらしい。つまり、厚労省は本来の職域どおり、ワクチンの承認などを“総合調整する監督官庁”に徹するということらしい。
素人にとって、国の組織とそれぞれに与えられた職域を理解するのはなんとも難しいものだ。医療だから厚労省と簡単に紐付けしてはいけないと…、勉強させられた。
ワクチンの輸送計画は規制改革担当大臣が担当し、新型コロナウイルス感染症対策分科会は閣僚会議の一部門というように厚労省の管轄になっていない理由もなんとなく分かったような気がしている。
ついでに、時短営業が続いている中で多人数の忘年会を開催して感染者を多数出した理由もなんとなく想像できるようになった。平たく言えば「我々は雲の上の存在。自治体が進めている感染拡大を防ぐ措置に範を示す必要はない」ということなのだろう。
と理解したのだが、ワクチン大規模接種センターの運営について自衛隊がマニュアル作りから現場まで仕切るのなら仕事はきちんとしてくれるはずと内心ホッとしている。
なにしろ自衛隊には災害派遣で培った極めて高い危機管理能力が備わっている。たとえ接種対象高齢者の人数が膨大でも、会場がオンボロビルでも、多くの人が一箇所に集まってくるとしても、防衛医大病院のコロナ対策チームが手薄になったとしても、自治体分との区分けにひと工夫必要でも、とにかく彼らなら制度設計にモレはないはずだ。
ああ、よかった。これなら上手くいく。
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