∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ なんとかしてくれー ≡≡

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コロナ禍が痛めつけた人々

 コロナ禍の第六波による新規感染者数が減少に転じた頃は、しばらくすれば入院患者数が減り始め、その後重症者数も減ってくると思っていた。
 しかし今のところ、新規感染者数は減り続けているが、入院患者数も重症者数も死亡者数も微増あるいは高止まりの状態が続いている。
 つまり、まったく収束の兆しが見えない切羽詰まった状況ということである。

この状態、いったいいつまで続くのだろう。いくら「今がこらえどころ。我慢、我慢」と言っても限度がある。

 支援を受けながら最後の踏ん張りを見せていた“不器用だが誠実な人たち”が次々と第一線から身を引こうとしている。
 このところ「コロナで客が来ないから、オレ、店閉めるわ」とか「風が吹けば桶屋が儲かるの逆の状態が一年以上続いてる。コロナで受注が減りすぎた。もう破産申請するわ」という連絡がポツポツと入ってくるようになった。そんな連絡を受けるたびに、他人事とは思えない痛みを感じ、共に涙してしまうことになる。
 なかには一切連絡が取れなくなった人間もいる。完全に煮詰まってしまったのだろう。逃げてもいいことはひとつもないのだが。

 コロナ禍でいちばん怖いのは、感染症が起こす社会不安と経済崩壊だ」と思うことも増えた。ひょっとするとコロナは“働かせない病”なのではと思うこともある。

 とはいっても病気は病気。治さないことには次へ進めない。ここで悪知恵を働かせても単なる“延命措置”。残るのは立ち直れないほど重篤な後遺症だけである。

 感染予防。常識外れの知恵。歩みを止めず黙々と進み続ける行動力。たとえコロナ禍でも、明日を夢見ることだけは捨てたくない。

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[season12/0223/24:50]
『雨水』‥春間近。雪どけ。春を呼び込む雨。そして北帰行。
photograph:MIGRATORY BIRD/sinobazu pond, ueno
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